関東神社巡り 香取神宮

以前から靖國神社や地元の神社への参拝はしていたが、深く考えて参拝していたわけではない 靖國神社は日本のために戦った兵士への弔いと平和への願い、地元の神社は氏神様への感謝の思いを伝える、登山時に参拝する麓の神社などは登山の安全祈願というごく一般的な参拝で、それ以上でもそれ以下でもなかった
また、神社の雰囲気が好きで、写真の被写体としていろいろな神社を巡る事も多くなった それは膝を壊して登山を諦めた事も影響している

神社への参拝を続けるうちに、神社について考えてみる機会も増えていき、神社の起源なども調べるうちに、その流れで古代史に触れることも増えた そうなると凝り性の性格なので、ますます神社への興味が深まってしまった

ということで、最近の趣味は神社巡り 古代史といえば近畿九州なのだが、東京住まいの身としては、そうそう行ける場所でもないので、関東周辺の式内社を中心に巡ることを主にしている

関東周辺での大きな神社といってまず思いつくのは二つの神宮、鹿島神宮と香取神宮だ
神宮というと一般的に皇族の祖先神を祭神とする神社ということになるが、武甕槌大神(鹿島)と経津主大神(香取)が皇族の祖先神ということになるらしい

不思議なのは香取の経津主は日本書紀に登場するが、古事記には登場しない しかも日本書紀では、出雲の国譲り時に主が経津主、副が武甕槌となっている 本来は経津主だけに行かせるつもりが、武甕槌が「わしわーい!」と怒ったので同行させることになった そういう意味では天照大神にとっては経津主の方を武甕槌より信頼していたようにも思える 国譲りの話は武甕槌と建御名方との話をなんとなく知っていたので、これは意外だった

また、経津主自体は武甕槌と同一視されたり、刀剣の威力を神格化したものとされたりと、実在の人物であったのか、精神的な象徴であったのか、その実体はよくわからない神さまだ

おまけに物部の祖神であったものが、なぜか中臣氏(藤原氏)の祖神として経津主及び武甕槌を祀ったのかもよくわからない 常総地方が本拠地とされている中臣氏が、あえて経津主及び武甕槌を特別に扱ったのかもしれない

などなど興味が尽きない


ちなみに香取神宮は今年の初詣に選んだ神社 初詣ということもあり、参拝客がいっぱいであまりゆっくりできなかった

なので、あらためて参拝をした


鳥居とかは朱色だが、拝殿は黒 拝殿自体は元禄の時代に作られたらしい
こういった作りに意味があるのか神職の方に聞いたけど、とくに決まりはないらしい
ただ、武神である経津主は武士や兵士に人気があったので、質実剛健な黒い拝殿がふさわしいということではないか?ということらしい

前回行けなかったにも奥宮にも行ってみた

思わぬところで安倍さんの足跡が!

安倍さんの達筆をみて心を引き締めた

使用機材
 カメラ:Z9、Xperia 1 Ⅱ
 レンズ:NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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