VLOGCAM雑感

以前のブログでも書いたが、8月から登山を再開するにあたって自らの体力・筋力・心肺能力の低下が懸念材料だった 自分は一眼レフとGoProを持って山に出かけるのだが、とくに一眼レフが重い 軽量化を考えるなら、まずこの一眼レフの重量問題を何とかしたいと思っていた

そんな時にこのVLOGCAMが登場し、半ば衝動的にこいつを「定額給付金」で購入した 

ところで、同じソニーのカメラでもαシリーズ等の一眼タイプを選ばずコンデジタイプのVLOGCAMを選んだ理由は...

  1. できるだけ撮影機材は小さくまとめたい
  2. スチール撮影用としてもそれなりのレベルを求めたい
  3. 動画性能もそれなりを求めたい
  4. レンズにこだわりが生まれてしまうので、一眼タイプは避けたい

VLOGCAMはこの要望にピッタリなので、このカメラに対する期待はとても大きかった

ところが、VLOGCAMを使い始めてみると、不満な点が生じてきた
使い始めて感じた不満点を列挙してみた

  • 露出調整

  1. 絞り、SSの設定が面倒 結局Pモードしか使ってない
  2. 露出オーバー防止のためNDフィルターを使ってみたがよくわからなかった
    • オートだったからかもしれない

  • 画質

  1. 動画の色のりが自分の好みでない
    • PP(ピクチャープロファイル)を使ってみたが後悔した
    • カラーグレーディングはやたら手を出さないが吉
    • CyberLinkのColorDirectorではいい感じにならなかった
    • Premiere並みの高機能ソフトが必要かも
    • カラーグレーディングを使うにはもう少し勉強必要 試行錯誤やPCのパワーアップと編集ソフトウェアを検討すべし
    • なお、PPを使うと静止画にも反映されてしまう
  2. RAW現像
    • Imaging EdgeのEditを使ったRAW現像は使いづらい
    • 現在はLightRoomが対応したのでRAWでの撮影オンリーに切り替えた

  • 手振れ補正

  1. 動画の手振れ補正はStandardだとイマイチ、Activeだと画角が狭すぎる
    • サードパーティのツールで広角仕様にすると顕著に画質が落ちる
    • よって動きながらの動画撮影は不向き
    • 動きながらの撮影をするならジンバルを検討する
    • Goproと同じ使い方を考えてはいけない
  2. 静止画の手振れ補正は優秀

  • 音質

  1. 内蔵マイクは優秀

  • その他

  1. 防塵防滴でないので、汗をかいたときや突然の雨に配慮が必要
  2. グリップはイマイチなので、サードパーティのものを使う
  3. EVFがないと微調整しづらい(老眼なので、小さい画面が見にくい)

結局、自分が求めていたものは

  • 静止画は一眼レフの操作性と画質
  • 動画はGoProそのもの

だった よって、VLOGCAMは自分には合ってないことがわかった

とはいえ、登山以外で出かける時にはコンパクトなボディは重宝する 使うポイントさえ見極めれば問題なさそうだ


ピントが合わせづらくて苦労した モニター越しで露出が判定できない


PPを触ったら静止画にも影響が出た RAWを残してなかったので調整がやりづらい


隙間の多い被写体はモニターでピントが合わせづらい


LightRoomで現像できるようになったので、PPを使っても修正がしやすくなった


使用機材:
カメラ:VLOGCAM ZV-1

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